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土と接した(水分の供給がある)状態の直径10cm程度のスギ間伐材は、4〜5年でその強度は初期状態を100パーセントとした場合、30パーセント以下まで低下しています。
この避けられない「林の腐朽から起因する崩壊の恐れ」が人家周辺や河川関係などの土留構造物として積極的に導入されにくい主な原因でした。 |
木柵工丸太 強度劣化試験
(試験、宮城県林業試験場) |
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1.間伐材に土圧をかけません。 |
間伐パッションは間伐材に直接土圧をかけません。背面土圧は土留枠体(鋼製枠材等)で抵抗し、間伐材景用と機能を分割しているため、間伐材が腐朽しても土留機能に影響はありません。 |
2.環境に配慮しました。 |
間伐パッションはあえて木材の防腐剤処理を必要としません。土留枠体と間伐材の間、並びに間伐材接触面に空間を設け、材を宙に浮いた状態で固定しました。この「木材の乾燥しやすさの追求」が防腐剤を無用としながらも、材の耐久性を向上させました。安心して水際に使用可能です。 |
3.間伐材の交換はワンタッチです。 |
必ず訪れる木材の腐朽。間伐パッションは間伐材の交換性を徹底追及しました。パネルごとの交換でその時間は僅か約2〜3分で完了します(一本づつの交換も可能です)。この容易な維持管理作業の繰り返しで枠体の耐用年数まで景観材としての更新が可能となります。 |
4.リサイクルをお手伝いします。 |
間伐パッションは間伐材のみならず、背面土砂に現地発生土やコンクリートがらなど、リサイクル材の有効利用が可能です。また緑化シートと土砂の組み合わせで間伐材間隔を緑化することにより、間伐材の交換を省略することができます。 |
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