間伐パッション工法と擬木デッキの融合

手代木沼 親水デッキ(宮城県角田市高倉地内)

夏には一面のハスの花、冬には白鳥が越冬に飛来する手代木沼に、散策用の張り出し親水デッキを設けました。

下部の水に触れる部分は、水に強く実績のあるプラ擬木を用いて、上部には、地元・角田産の間伐杉材を使用して、間伐パッション工法フェンスを設置しました。

杉材の表面には、昔ながらの自然塗料の柿渋を漬け塗りし、コストを抑えて耐久性を向上させております。柿渋は現在赤茶色に発色しておりますが、年月と共に変化・変色致します。

柱材の下部のプラ擬木と上部の杉柱の中には、鋼管の芯材が入っており、強度を十分に確保しています。

床板は、杉の5㎝厚を使用し、手摺は間伐パッション工法で、鋼材芯入です。